連合ニュース 2026年

 
2026年06月30日
2026平和行動in沖縄を開催
~語り継ぐ戦争の実相と運動の継続で恒久平和の実現を~
連合沖縄から連合広島へのピースフラッグリレー
 連合は、沖縄「慰霊の日」である6月23日から24日にかけて「2026平和行動in沖縄」を開催しました。
 
【6月23日(1日目):2026平和オキナワ集会】
 「2026平和オキナワ集会」を、那覇文化芸術劇場なはーと・大劇場にて、「語り継ぐ戦争の実相と運動の継続で恒久平和を実現しよう」をテーマに開催し、全国の構成組織・地方連合会から892名が参加しました。
<第1部 基調講演>
 赤嶺由紀子・沖縄タイムス編集局長より、「報道から平和を問う」と題して、基調講演をいただきました。
 冒頭、戦後の混乱期、報道が戦争に加担してしまったとの痛切な反省に立ち、平和を希求する戦後新聞としてスタートし、二度と戦争を起こさせないとの原点に立ちながら現在も取材・報道を重ねているとの沖縄タイムスの生い立ちについて説明がありました。その後、「『平和の礎』全刻銘者掲載プロジェクト」や全国地方紙20社との連携企画などを紹介した後、日米地位協定について触れました。
日米地位協定は、在日米軍による施設・区域の使用を認めた日米安全保障条約を受けて制定されたが、現在に至るまで一度も改定されたことはなく、米軍関係者による相次ぐ事件や事故、米軍機による騒音、環境問題、嘉手納基地におけるパラシュート降下訓練の常態化など、沖縄の現状についての紹介がありました。沖縄県民が抱えているこれらの問題は、人権、生命、暮らしにかかわる重大な問題であるにもかかわらず、基地の管理権を排他的にアメリカに認めている日米地位協定が立ちはだかっており、協定の改定は必須であると述べました。
 
<第2部 平和式典>
 冒頭、参加者全員で黙祷を捧げた後、主催者挨拶として芳野友子・連合会長より、「平和の尊さ、戦争の悲惨さを、次の世代にしっかりと語り継ぎ、二度とこのような悲劇を繰り返さないことを、固く誓い合いたいと思います」と平和の重要性を訴えるとともに、米軍機による騒音や墜落事故など、基地があるが故の事件や事故が後を絶たない沖縄の現状に触れた上で、こうした問題の解決に際しては日米地位協定という大きな壁が立ちはだかっていると述べました。
 また、戦争を実際に体験した方々の高齢化が進み、戦争の記憶が風化しつつある中、平和の尊さや戦争の悲惨さを次の世代へ継承していくことの大切さに触れるとともに、「参加者一人ひとりが、沖縄の実相に触れ、多くのことを感じ、学んでいただくことを期待します。そして、目にしたこと、聞いたこと、知ったことを、家庭や職場や地域に持ち帰り、一人でも多くの方々に伝えてください。参加者一人ひとりが平和運動の担い手・発信者となり、この輪を一緒に広げていこう」と挨拶を述べました。
 
 続いて、地元挨拶として、仲宗根哲・連合沖縄会長からは、「『平和の礎』には今年も95名の方々が新たに刻銘された。戦後81年を経た今なお、遺骨が発見され刻銘が続いているという事実は、沖縄戦がいかに激しく悲惨な戦いであったかを物語るものに他なりません」と述べました。
その上で、「私たちは、『平和の礎』に刻まれた一人ひとりの尊い命に思いを寄せ、戦争の記憶と教訓を次世代へ継承し、平和で安心して暮らせる社会の実現に力を尽くしていかなければなりません」との決意とともに、「沖縄は青い空と青い海に恵まれた豊かな観光地です。しかし、その美しい風景の陰には、沖縄戦と基地負担という重い歴史と現実があります。本平和行動を通じて、その歴史と現実に触れ、平和の尊さを改めて心に刻み、それぞれの地域で語り継いでいただくことをお願い申し上げる」と参加者へ呼び掛けました。
 
 玉城デニー・沖縄県知事からは、沖縄戦の実相と教訓を次世代へ継承する重要性と、平和で安心して暮らせる社会の実現に向けた決意とご挨拶をいただいた後、来賓として出席いただいた沖縄県選出国会議員が紹介されました。その後、仲宗根哲・連合沖縄会長から白井秀治・連合広島事務局長へと「連合・平和行動旗(ピースフラッグ)」が引き継がれ、白井事務局長からは、8月に開催する平和行動in広島に向けての決意が述べられました。

 最後に、堀川恵・連合沖縄女性委員会委員長が平和アピール(案)を読み上げ、満場一致で採択され、閉会となりました。
 
【6月24日(2日目):ピースフィールドワーク】
 在日米軍基地の実情や南部戦跡を視察学習する「ピースフィールドワーク(現地視察学習)」を実施し、414名が参加しました。各所を説明する「ピースガイド」は、連合沖縄の青年委員会および女性委員会に加え、連合大分の青年委員会が担当しました。
  A(在日米軍基地)コース(参加:108名)
平和祈念公園/沖縄県平和祈念資料館→道の駅かでな(在日米空軍・嘉手納飛行場)→チビチリガマ→嘉数高台(中部戦跡、在日米海兵隊・普天間飛行場)
B(南部戦跡)コース(参加:157名)
嘉数高台(中部戦跡、在日米海兵隊・普天間飛行場)→旧海軍司令部壕    →ひめゆりの塔/ひめゆり平和祈念資料館→平和祈念公園/沖縄県平和祈念資料館→魂魄の塔
C(南部戦跡)コース(参加:149名)
糸数アブチラガマ(入壕)→ひめゆりの塔/ひめゆり平和祈念資料館→魂魄の塔→平和祈念公園/沖縄県平和祈念資料館
 
【6月24日(2日目):「米軍基地の整理・縮小」と「日米地位協定の抜本的見直し」を求める集会・デモ】
ピースフィールドワーク終了後、「米軍基地の整理・縮小」と「日米地位協定の抜本的見直し」を求める集会を沖縄県庁前県民広場で開催し、昨年に引き続き、デモ行進を行いました。総勢424名が参加し、牧志公園までの約1.3kmにわたって国際通り沿道の方々に対して、米軍基地の整理・縮小と日米地位協定の抜本的見直しを訴えました。
 
 今回の沖縄を皮切りに2026年の「平和4行動」がスタートしました。8月の広島・長崎、9月の根室における平和行動を通じて平和への想いをつなげていきます。
 
 なお、集会の様子は後日連合公式YouTubeチャンネル「RENGO TV」にアップいたします。連合の「米軍基地問題に対する活動」は、下記をご覧ください。
https://www.jtuc-rengo.or.jp/activity/kizuna/peace/us-bace.html
 
  • オープニング(「emikutu(エミクトゥ)」による演奏)
  • 赤嶺由紀子沖縄タイムス編集機局長による基調講演
  • 会場ステージ
  • 会場客席
  • 主催者挨拶 芳野友子連合会長
  • 地元挨拶 仲宗根哲連合沖縄会長
  • 来賓挨拶 玉城デニー沖縄県知事
  • 平和メッセージ 白井秀治連合広島事務局長
  • 平和アピール 堀川恵連合沖縄女性委員会委員長
  • 嘉数高台
  • 魂魄の塔
  • 糸数アブチラガマ
  • 「米軍基地の整理・縮小」と「日米地位協定の抜本的見直し」を求める集会
  • デモ行進